発展編 第6章 経験者談 4 「企業において最初の在宅ワーカーになった人がどう信頼関係を築いていったか」 端早田陽子 コンピュータ業界歴 9年(内 Web制作歴2年)。大学卒業後、ホームページコンテンツ制作、データベース連動型Webシステム開発等を行う会社に就職。関連会社のベンチャー企業に転職したのち、その会社と協調関係を結びながら在宅ワークを開始。 将来のSOHOを目指して 数千人規模の企業で普通のOLとして勤務していた頃、「自分は企業の1部品として勤務することでしか働けないのだろうか?」という疑問を持ち、そこから抜け出すきっかけを模索していたが、業務でインターネットホームページ制作に関わる機会があり、「この分野でSOHOになりたい」と感じた。 しかし、既にたくさんのWeb制作SOHOがいる中で、その方達に勝る技術を独学で身につける事は難しく、Web制作会社への転職を考え、あるベンチャー企業の入社面接を受けた。面接の際、社長に「将来SOHOとして独立したいので、その為に勉強させていただきたい。2000年を目標としています」とお願いしたところ、「SOHOは将来的に重要な労働力。企業側としても、人格、スキルが明確な人に仕事をお願いする方が安心なので、まずは社員として勉強した後にSOHOとして頑張ってください」という温かいお言葉をいただき、私のSOHOへの道がスタートした。 在宅ワーカーとして一歩を踏み出す その後、業務をこなす中で、自分の業務遂行能力、技術力を磨きつつ、社長に社内メール等で頻繁に一つ一つの案件に対する自分の考えや夢、悩みなどを伝え、コミュニケーションを図ってきた。 そして目標としていた2000年になり、社長に「一歩会社から外に出てSOHOの準備 をしたいが、収入面で不安があります」と相談したところ、「半年は依頼できる見込案件があるので在宅ワーカーとして頑張り、その間にさらに自分の方向性を明確にしてはどうか」と、また温かいお言葉をいただき、最近、在宅ワークを始めることができた。 経営者と信頼関係を築くには? 私の場合、理解ある経営者に出会うことができ、その方と少なからず信頼関係を築くことができたので、在宅ワークの段階まで進めたのだと思う。 今思えば、最低限、業務を責任持ってこなし、スキルアップしていく姿を認めていただいた以外に、常に自分の意見や夢、悩みなどを素直にぶつけていた事が、人間的な面で信頼を得たのかもしれない。 今後は、在宅ワーカーとして、今まで以上に報告や連絡を明確にして依頼された仕事の責任を果たし、今までの信頼関係を保つことが最低条件となる。さらに、他の外注先やSOHOに勝る自分の魅力をアピールする方法を身につけるとともに、SOHOグループを形成し、在宅ワーカーから独立SOHOを目指すつもりだ。 これから私が築いていく「企業と在宅ワーカーとの信頼関係」が、私が独立SOHOで成功できるか否かの鍵だと思う。 |
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