実践編・自己診断から実施へ

第4章 実践マニュアル



3 ネットワークを広げよう



 さて、様々な対策を講じたところで、実際に仕事を獲得していかなければ在宅ワークとして成り立ちません。そこで鍵になるのが仲間づくり、人脈づくりです。
 現在、グループで仕事を完結していく形態も増えています。これは、「グループワーク」と言われ、一人では手に余るような量も受注することができ、仲間との交流を図りながら仕事を進められるスタイルです。例えグループワークを行わなくても、仕事で落ち込んだ時、家事や育児との両立で悩んでいる時など、話し合える仲間がいることは必要です。在宅ワークは基本的に家で一人で行う仕事のため、孤独感に悩まされることもあります。そんな時、同じ志の人たちと出会えれば、精神的な支えにもなります。特にそれが「すぐに行ける、会える、話せる」環境の人ならば、心強いことこの上ありません。

 では、このような仲間はどういうふうに作るのでしょうか。まず自分という人間を知ってもらうことと自分なりの在宅ワークの指針を表明することでしょう。
 オンライン上ではどのような方法があるでしょうか。

(1)  在宅ワーカーが主宰するホームページに投稿する
(2)  在宅ワーカーのエージェントのホームページに投稿する
(3)  在宅ワークグループ主宰のホームページに投稿する
(4)  自分で在宅ワーカーのためのホームページを主宰する
(5)  自分で在宅ワークグループを主宰するため、仲間を誘うEメールを送る
(6)  在宅ワーカー情報が掲載されているBBSに投稿する
(7)  在宅ワーカーが集うMLに投稿する
(8)  在宅ワーカーが集うチャットに投稿する
(9)  地域情報が掲載されているホームページに在宅ワーク情報を投稿する

このようにまず自分から仲間づくりのために積極的に情報を発信することが望まれます。そうすれば仲間の輪も自然と広がっていきます。
 また、オフライン上ではどんな手段があるでしょうか。

(1)  各種スキルアップのための講座などを受講した際に、積極的に話しかける
(2)  ホームページ等をみて在宅ワーカー向けオフラインミーティングに出席する
(3)  ホームページ、BBSなどで自分でオフラインミーティングを主宰する
(4)  同じ保育所や幼稚園、学校等の保護者の中から仲間を見つける
(5)  市町村等の広報を見て地域サークルや異業種交流会に入会する

 ここで仲間づくりにつながった例をご紹介します。



◎S美さん
(36歳。東京都品川区在住。中1男子、小3女子、夫と本人の4人家族。在宅ワーク暦2年。)

 パソコン雑誌を何気なく見ていたら、娘の小学校の同級生のお母さんが出ていたのでビックリ。その人は在宅ワーカーをたくさん組織するエージェントの社長さんだったのです。その後、学校の保護者会で会った時に思いきって雑誌の記事のことを話してみました。その時は簡単な挨拶程度で、「よかったら連絡下さい」と手作りの名刺を渡しました。そこには自分で作ったホームページのアドレスと電子メールのアドレスを記載してあったのです。すると早速、翌日には私のホームページのBBSに書きこみをしてくれました。以来、いろいろな情報を電子メールで送ってくれるようになり、とても助かっています。



ホームオフィスナビ談話室より
 「インターネット上で名前や住所をそのまま流すのは危険。私の場合はハンドルネームの後に@○○市民とつけて住んでいるところがわかるようにすることもあります。これを見て近くにお住まいの方からメールがくることもしばしば。しばらく意見交換していくうちに気心がしれたらオフミ(オフライン・ミーティング)のお誘いをします。」



 このように意外と自分の身近に仲間がいるかもしれません。まずは自分から仲間を求めて踏み出すことが第一歩でしょう。


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