基礎知識編・在宅ワークを知る 第2章 在宅ワークの基礎知識 3 ファイルの圧縮・解凍 在宅ワークを始めるにあたって、必ず必要になってくるのが、メールでのデータの送受信です。ごく限られた文書の送受信なら問題ありませんが、画像も表計算も、となるとファイルを「圧縮」せざるをえません。そして圧縮されたファイルは「解凍」し、復元します。この圧縮・解凍についてを是非、マスターしましょう。 圧縮・解凍とは? 「圧縮」とはソフトやデータの容量を小さくすることです。 メールでのデータ送信の時、 ファイルの容量が大きいと通信時間がかかり送信先にも迷惑をかけてしまいます。 また、データの大きさによってはプロバイダのメールボックスの容量をオーバーしてしまい、送信ができない場合もあります。そこでデータを「圧縮」してファイルをもとのサイズより小さくします。この圧縮したファイルをもとに戻すことを「解凍」と言います。 基本的な圧縮形式は? ウィンドウズでよく使われているのが「LZH」「ZIP」形式です。LZHはもともとMS-DOS用に作られたものですが、現在ではマッキントッシュやUNIXなどでも、幅広く使うことができます。現在では、ウィンドウズ・ユーザーの間では標準と言っても過言ではありません。また、ZIPは海外では定番の圧縮形式です。ただし、OSの違うマシン環境でのやり取りでは汎用性がないので、送信する相手の環境を確認してから使う方が望ましいと言えます。 マッキントッシュで使われる一般的な圧縮ソフトは、 CompactPro、 MacLHA、StuffItなどがあります。 拡張子で圧縮形式を見分けよう LZHで圧縮すると「.lzh」という拡張子が、ZIPでは「.zip」とつきます。また、拡張子「.exe」「.sea」という形式のものは「自己解凍方式」の圧縮ファイルです。この拡張子のついた圧縮ファイルは、ダブルクリックするだけで解凍作業ができます。 CompactProでは「.cpt」、MacLHAでは「.lzh」、 StuffItでは「.sit」という拡張子がつきます。このように拡張子で、それぞれの圧縮形式を見分けられます。 また、ウィンドウズとマッキントッシュという互換性のないOS同士でも使える圧縮形式は、拡張子「.lzh」のものです。これは是非、覚えておきたいものです。 揃えたい圧縮ソフトは? ■ウインドウズの場合 ○Explzh(エクスプローラ・エルゼットエイチ) エクスプローラの機能を拡張できる圧縮・解凍ソフト。ウィンドウにドラッグ&ドロップしてファイルを圧縮・解凍できるだけでなく、エクスプローラ上で選択したファイルをすぐに圧縮・解凍できる。unlha32.dllやunzip32.dllなどのDLLファイルを用意することで、LHA/ZIP形式などの圧縮・解凍が可能になる。 ここで注意したいのは、DLLファイルはウィンドウズのシステムファイルとして機能するということ。Explzhはこれを呼び出して使う。そのため、ダウンロードしたDLLファイルは必ずシステムフォルダに移動させ、再起動すること。 ■ マッキントッシュの場合 ○Mac LHA(マック・エルエイチエー) マッキントッシュ同士のみならず、ウィンドウズにも使えることを考えたら、是非、揃えたい圧縮・解凍ソフト。このソフトはフリーウエアなので、雑誌の付録などのCD-ROMについていることも多い。 ここで注意したい点は、ウィンドウズに送る場合は圧縮する際に、「Mac Binary」形式を必ずチェックボックスでオフにすること。 揃えたい解凍ソフトは? ■ウインドウズの場合 前述の「Explzh」の他、オススメは解凍専用の「Lhasa」(ラサ)。LZH、ZIP両形式のファイルを簡単に解凍できる。まず、解凍したいファイルを選び、そのアイコンをLhasaのアイコンにドラッグ&ドロップする。すると、Lhasaがファイルの解凍を始め、解凍元のファイルと同じフォルダに保存される。 ■マッキントッシュの場合 前述の「MacLHA」の他、解凍専用の「StuffIt Expander」 (スタッフ・イット・エクスパンダー)が良く使われている。これは、「.zip」「.cpt」「.sit」形式に対応している。使い方はいたって簡単で、解凍したいファイルを選び、そのアイコンを StuffIt Expenderのアイコンにドラッグ&ドロップすると、解凍元のファイルと 同じフォルダ内に保存される。 これらの圧縮・解凍ソフトは、雑誌の付録などのCD-ROM以外にも、「窓の杜」「ベクタ―」などのサイトからダウンロードすることができます。(資料編(厳選サイト44選、厳選書籍15選)参照) さて、ここでメールの送受信で使うことを前提として、基本的なことをもう一度確認しておきましょう。ポイントとしては、「お互いの使用しているマシンの状況(OS)を確認して、どんな圧縮・解凍形式にするかを決める」ということです。 |
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