SOHO受発注トラブル事例集


先輩SOHOに聞く 事例7 支払い遅延への 対応

■業界の商習慣をよく知る
 出版業界では、通常でも支払いが、発行月の翌月末であったり、回収のインターバルが長いことも多いです。また、書籍などは部数が発行日ぎりぎりまで検討していることもあるので、契約書もなかなか出てこなかったりします。出版社や編集プロダクションでの勤務経験がなくて、いきなりフリーランスで仕事を始めたりすると、商習慣がわからないことによって、トラブルに見舞われることが多いようです。

■必ずしも法的対応ではない
 法律上のトラブルではあるけれども、発注者との人間的関係、ないしはその人の誠実さによって円満に解決した具体例。裁判による解決よりもはるかに得るものが大きかったと言えます。

 

◆出版業界の慣習、ここをチェック!

1. 契約書を交わしてから仕事という流れではなく、仕事をある程度終えてから契約書という段取りになることも多いようです。仕事を始めた当初には考えもつかなかった事態が起こりうる可能性もあります。

2. 支払いサイトが遅いことが多いです。雑誌の場合、長く店頭に並べてもらうために、奥付の日付は実際の発刊日より1ヶ月後に設定しているのが普通です。原稿納品はもちろん発刊日以前であるので、奥付の日付以降の入金となると、原稿納品から半年近く経って、ということもあり得ます