SOHO受発注トラブル事例集


先輩SOHOに聞く 事例4 報酬の不当な引き下げ

 発注元の担当者が替わってから、様々な問題が発生したようです。発注元の発注体制が確立されていないことに多くが起因しています。
 しかしながら、支払いがなかったから問い合わせたことや、査定評価をする旨が言い渡されてから金額を確認するなど、重要な点が後手に回ってしまい、意思の疎通ができていなかったことも問題を長引かせてしまったのではないでしょうか。
 このようなトラブルを回避するには、常に情報収集のネットワークを広げ、課題の芽を摘むためにコミュニケーションを欠かさないことが肝要です。
 このように、メールに頼って仕事をする場合は、業務フロー・確認ツールを設定してくことが大切です。

◆報・連・相はすべての仕事の基本

 報・連・相とは「報告」「連絡」「相談」のこと。その目的は、情報の共有化を深めることによって、業務の効率化を推進することです。
 以下は「報連相」を徹底した時に考えられるメリットです。

1 仕事を締めくくり、次のステップへ


指示や委託されたことについての進行状況、問題点、結果を知らせることによって、仕事を円滑に終了させ、次のステップに進むことができます。

2 業務の流れを円滑にする

すべての作業の情報集約をすることができ、総合的に力を発揮でき、業務を円滑に進められます。

3 相手の立場と考え方を知り、チームワークを向上させ

情報整理の方法を学ぶことができ、総合的な視点で自分の動きがどのように寄与していくかを知ることができ、自己中心的な考え方を正していくことができます。


法律家からの助言 事例4 報酬の不当な引き下げ

■契約内容の証明手段等
 裁判上の請求を行うためには、証拠が必要です。本件においては、知り合いの弁護士さんが指摘するとおり、契約書を作成しておくべきでした。契約書を作成しないまでも、見積書や受発注書に、支払いの条件等を記載して提出しておくことでも対応できます。
 しかし、本件にて証拠がないからといって、すぐに諦める必要はありません。当初行っていた仕事の作業報告書や請求書を参考にすれば、過去の事実から支払条件の約束を立証できることも検討できます。また、メールのやり取りも証拠として使うことも検討できます。

作業報告書