SOHO受発注トラブル事例集


ディレクターの視点 事例3 ディレクターとの人間関係

 私が取りまとめて請けている仕事の納期が、元々朝の10時なので、納品物の確認時間をぎりぎりにとって午前5時、となっていて、本当は前日にいただいて確認作業に入りたいのです。前日から納品をせかすなど、納品時間の管理が行き過ぎではないかと言われますが、私が皆さんの納品物をまとめて納品した後も、後工程に様々な人間が関わっているので当然のことです。
 また、一度引き受けた仕事は、どんなに小さな仕事でもキャンセルは出来ないものです。グループワークの一メンバーであっても、責任感を自覚してほしいと思います。

◆請負業務のフロー


先輩SOHOに聞く 事例3 ディレクターとの人間関係
■SOHOエージェントやディレクターとの協働
 自分は一人で仕事をしているのに向いている、と考えて在宅での働き方を始めようという方は多いと思います。実際の仕事は自宅などでの孤独な作業ですが、仕事全体を見渡すと、様々な人間関係の中で成り立っています。また、まずはSOHOエージェントから仕事を請けてみよう、という方も多いでしょう。その場合、「立場が弱いな」と片づけないで、仕事を請けた時点で、責任は生じていることを認識しましょう。信頼関係が構築されていれば、お互いに柔軟に対応ができるようになりますが、そこに至っていない状態では、ただのわがままと受けとられてしまうこともあります。

 また、グループワークをしている方は、専属的契約形態のプレッシャーを挙げることもありますが、それはSOHOエージェントやグループ、そして契約形態によって様々です。自らのビジョンを踏まえ、納得のいく関係構築を図りましょう。

■納期管理
 自営の請負業を始める際、「同じ業種の前職経験が役に立つ」といわれることの多くは、納期の時間管理に関連していて、全体の工程を経験上把握をしていることで、リスク回避ができたり、スムーズに仕事を進められることにつながるからです。そういった経験がない場合でも、相手の立場に立って物事を進めていく能力は、継続して受注していく上での鍵といえるでしょう。この場合、前日からディレクターの圧力がかかることが負担になっているようです。このディレクターの管理手法の問題があることも考えられますが、日頃から信頼関係を築いておけると、直前のこのようなバタバタは避けることができるかと思います。

 また、仕事のスケジュールも、余裕を持たせて立てたいもの。仕事と家庭とのバランスを重視する場合は特に、子どもの状態は不確定要素の一つとしてリスク管理を心がけましょう。